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多様に進化した錠 ~シリンダー錠・7つを比較する~

「錠」と一口に言っても、世の中にはさまざまな方式の錠が存在しています。
ふだん、よく使われている方式がある一方で
目にすることすら難しい錠もあります。

こうした多様な錠のなかで、「特殊錠」を除くと
その大半を占めているのは「シリンダー錠」です。
シリンダー錠というのは、皆さんがもっとも多く見かける代表的な錠というわけです。

鍵穴に差した鍵を回転させることによって、開閉させるタイプのもので
南京錠や車、玄関、コインロッカーなど幅広く使われています。
しかし、全てが同じ仕組みで動いているわけではありません。
一見、まったく同じものに見えますが
外見が似ているだけのことで、内部のしくみは全くの別物となっています。

シリンダー錠の種類は、おもに7種類。
簡単ではありますが、それぞれを紹介していきましょう!


①ピンタンブラー錠
鍵穴を覗くと、上側に飛び出しているピンが見えるものです。
一般的に「シリンダー錠」といえば、このピンタンブラー錠を指すことが多く
「鍵の王道」ともいえるものです。


②ダブルピンタンブラー錠
鍵穴を覗くと、上下に飛び出している円筒形のピンが見えます。
セキュリティがとくに重要視されるところに多く使用されています。
優秀と評価される錠には、この方式をベースとしたものも多く
高級車のベンツが採用している「内溝式」や
防犯意識の高い住宅の玄関に着けられることの多いミワ社製の錠も
この方式が基となっています。


③ディスクタンブラー錠
鍵穴の上、もしくは下に板状の部品が見えるのが特徴。
開錠が比較的かんたんで、ロッカーや引き出しなどの
セキュリティを重要視しない用途で、多く使われています。


④ダブルディスクタンブラー錠
鍵穴の上下に互い違いで4~6枚の板状部品が配置されているのが見えます。
安価でほどほどのセキュリティがあるということで
ひと昔前には、日本で広く普及していたものです。


⑤レバーロック錠
鍵穴がシリンダーの外にはみ出しているもの。
仕組みはいたって単純で、セキュリティ度も高くありません。
近年では、採用されることも少ないですが
南京錠や机の引き出しなどでは、今も使われています。


⑥ウォードロック錠
鍵穴の形状はさまざまで、レバーロックとよく似ていますが
なかにウォード(障害物のこと)と呼ばれる部品があります。
レバーロックと同様に、最近ではあまり見かけなくなった錠です。


⑦チューブラー錠
円形の鍵穴に、「タンブラー」と呼ばれる部品が放射状に並んでいるのが特徴。
「八方ロック」や「丸カギ」などと呼ばれています。
おもに自動販売機など、最もセキュリティが重要視される
業務用課金装置に使われている錠です。


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